このページでは、検討比較される「簡易リフト」と「垂直搬送機」の違いを解説しています。どちらのタイプがベストかじっくり検討してみてください。
ページの下層では、現場の期待に応えられるおすすめの垂直搬送機メーカーも紹介していますので、あわせてご確認ください。
簡易リフトとは、主に上下方向へ荷物を搬送するための設備のことで、工場や倉庫で広く使われています。ただし、一般的なエレベーターとは違い、作業員が搭乗することはできません。
簡易リフトは労働安全衛生法で定義されており、以下の基準を満たしたものが該当します。
250kg以上積載可能で、カゴの面積が1平方メートル以下か、天井高1.2メートル以下という定義があります。カゴの面積・天井高が上記を超える場合は、エレベーター(昇降機)扱いとなり、建築基準法の影響を受けます。もし建築基準法の扱いとなった時は、設置時に建築確認申請が、設置後は定期的な法定点検が必要です。
参照元:【PDF】国土交通省公式HP(https://www.mlit.go.jp/common/000208399.pdf)
垂直搬送機は、上下方向に荷物を運搬する目的で使用される設備のことです。簡易リフトと同じく、工場や倉庫、物流センターなどの施設に導入されています。
垂直搬送機は、専用のトレーやベルトコンベアに乗せて荷物を運搬します。搬入・搬出プロセスが自動化されていますので、重量物も目的地までスムーズに運搬できます。
一般的なエレベーターと違い、垂直搬送機は荷物専用の設備となるため、作業員が搭乗することができません。一連の設備も人が直接入れないように設計されています。しかし、建築基準法における昇降機とは違いますので、設置する際の建築確認申請や、設置後の定期点検の報告などが不要です。
簡易リフトと垂直搬送機の主な違いはカゴのサイズにあります。
先に触れたように、簡易リフトのカゴは床面積1平方メートル以下か、天井の高さ1.2メートル以下と、サイズが規定されています。構造の制約がありますので、おのずと運搬できる荷物の種類やサイズにも制限が生じます。
一方の垂直搬送機は、床面積や天井高のサイズの規定がありません。床面積が1平方メートルを超えるものや、天井が1.2メートル以上あるカゴも導入可能です。そのため運搬できる荷物の種類・サイズの制限も緩やかで、簡易リフトのように悩まされる心配はありません。
また、簡易リフトは労働安全衛生法の規制対象ですが、垂直搬送機は労働安全衛生法・建築基準法いずれも適用対象外の設備です。
簡易リフトと垂直搬送機は、いずれも荷物を運搬できる設備ですが、カゴのサイズに違いがあります。簡易リフトはカゴが小さいため、運べる荷物のサイズにも制限があることを押さえておきましょう。
垂直搬送機を選ぶ時には「現場に適しているか」も確認しましょう。 本サイトでは、垂直搬送機を導入する方向けに、現場別におすすめのメーカーをご紹介しています。垂直搬送機をご検討中の方は、併せてご覧ください。
運搬・搬送プロセスを改善するためには、現場のニーズに即した垂直搬送機を選ぶ必要があります。
以下では、現場別におすすめの垂直搬送機メーカーをご紹介します。メーカー選びで迷った際は相談してみましょう。
仕様決定から最短1ヶ月、工事開始から最短3~5日で設置可能。ちょっとした連休の間にも工事ができる!
エスカレーターとコンベヤの長所を組合せた単純連続搬送が可能。スピーディーな搬送が実現!
フォークリフト搬送に対応し、積載荷重4,000kgまで搬送可能!重荷を搬送できる製品をラインナップ。
【選定条件】
Googleで「垂直搬送機」と検索し(2024年2月14日調査時点)、検索結果全ぺージに表示されたメーカーの公式HP40社を調査。
そのうち、以下の条件で3社を選定しています。
・鈴木製機...調査した40社のうち、納期が最も短い垂直搬送機メーカー
・ホクショー...調査した40社のうち、唯一2点間の単純連続搬送が可能な垂直搬送機メーカー
・オムニヨシダ...調査した40社のうち、唯一フォークリフト搬送に対応し、最大積載荷重4,000kgの垂直搬送機メーカー